すまいのお悩みQ&A
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Q. 台風対策は何をすればいいの?
Q1.先日の西日本豪雨を経験し、風雨が怖くなりました。台風シーズンが到来していますし、不安です。被害を減らすために日頃からできる備えはありますか。
Q2.実際に台風が接近してきたらどうしたらよいでしょうか?
(40代、女性)A.地震と違い、台風は襲ってくる時期がある程度予測できます。気象情報で中心気圧や最大風速を知り、万全の対策を立てておきましょう。
A1.台風が来る前の事前の備えには、
①自治体が作成しているハザードマップなどで、建物の浸水等の危険性を確認し、避難場所と避難経路を家族で確認しておきます。
②屋根、窓、壁、雨戸からの浸水等に備えて、あらかじめ修理をしておきましょう。
飛来物などで万が一窓が割れたときの飛散防止に、市販のフィルムを窓ガラスに貼ったり、ない場合はテープで補強します。カーテンを閉めておくのも有効です。
③雨どいや側溝、排水口にゴミや枯葉がたまらないように掃除をし、水はけがよくなるようにしておきます。
④植木鉢、物干し竿など、飛ばされやすいものは家の中へ。自転車や看板は紐などでしっかりと固定、庭木は支柱をして補強します。
⑤懐中電灯、携帯用ラジオ(乾電池)、救急薬品、衣類、非常用食品や水、携帯電話の充電器、貴重品などを非常用持出袋に準備しておきます。
⑥地下室や1階での水害が想定される場合は、土のうの準備もしておきましょう。
A2.実際に台風が接近している時には、
①テレビやラジオ、インターネット等で気象情報を入手し、自治体や防災関係機関の広報に常に注意をしてください。
②外出は控えて。外出している人は、家族と連絡を取り、早めに帰宅します。
③断水にそなえて飲料水の確保をするほか、浴槽に水をためて、生活用水の確保をします。
④非常持出品は、玄関や寝室など持ち出しやすいところに置いておきます。
なお、自治体からの避難情報に関わらず、家の周囲の状況が普段と違うなど身の危険があると判断した場合は、自主的に安全な場所へ早めに避難を行いましょう。
いざというときに慌てないために、日頃の備えが重要です。屋根や外壁の補修の進め方がわからない場合は、専門家に相談しましょう。神戸市では住まいに関するお悩みについて、すまいるネットの相談員がアドバイスや情報提供をしています。
2018年09月07日現在