建物の備え
かかりつけの工務店を
災害の後、住情報センターへのご相談で多かったのが「修理業者を紹介して欲しい」でした。これまで、リフォームや補修などで、工務店を利用したことがなく、災害後の修繕にあたって、どこに頼んでよいのかわ分からない方が多かったようです。災害の後、工務店などは復旧修理のため、多忙を極めることになり、新規のお客様までなかなか手が回らないというのが実情だそうです。
修理業者が見つからない、なかなか来てくれない、そんな事態のためにも日頃の備えが大切です。最近の新築住宅であれば、10年くらいはハウスメーカーの保証があり、定期点検なども行われていることもあるようですが、築20年、30年、あるいはそれ以上、というすまいでは、多かれ少なかれ性能が低下しています。ご自分ですまいをよく見てみたら、モルタル仕上げの外壁に亀裂が入っていたり、サイディングが汚れたり、傷んだり、雨樋が傷んだり、なにか不具合があるのではないでしょうか。また、そろそろ水回りをリフォームしたい、など考えられている方もあるでしょう。そんなときに、工務店に依頼して、こまめに修理や点検をしてもらいましょう。
工務店はおすまいの近くで長く営業しているところ、近所の人や知人が利用してよかったといわれているところがあれば、まずはそこに頼んでみるのがよいでしょう。
まったく心あたりがないという方は,下記のサイトから登録業者を選ぶことができます。業者は2~3社程度に声をかけて,見積もり金額や見積書の内容を比較しましょう。金額だけではなく,工事内容や仕様,価格などについて丁寧に説明してくれるかなど,信頼できるかどうか,充分に検討してから発注しましょう。また,工事中や工事後のトラブルをさけるため,発注するときは必ず請負契約書を交わして,工事金額や期間,追加工事が必要になったときにどうするか,工事後の保証期間などを確認してください。