災害に備える

よくある質問 Q&A

1.災害直前

台風が近づいたら何をすればよいでしょう

最近、毎年大きな台風が発生していますが、天気予報もかなり正確になって、ある程度予測が可能、 とはいうものの、実際に台風が来るとわかったらいったい何をすればよいでしょうか。

まずは外に出て、すまいのまわりをよく見てみましょう。植木鉢や自転車、物干し台など、倒れそうなものはあらかじめ屋内に入れておくか、スペースがあるなら倒して固定するのもよいでしょう。また、庇や雨樋、カーポートの屋根なども点検しましょう。浮いたり、ぐらついたりしているところに台風の力が加わると、大きな破損につながります。ビス止めしてあるものなら締め直し、接着が剥がれているものならテープで応急処置をしましょう。テープはダクトテープなど、できるだけ丈夫で防水性のあるものがよいでしょう。また、ベランダがあるすまいなら、排水口を点検してください。プランターやゴミ箱を置いてふさいでいたり、ゴミや落ち葉が溜まっていると、雨水がベランダに溜まり、屋内に浸水する恐れがあります。こちら もあわせてご覧ください(基礎知識へ)

2.備え

ハザードマップはどこでもらえますか

災害に備えて、ハザードマップ(くらしの防災ガイド)を持っておきたいのですが、どこにいけばもらうことができますか?

神戸市が作成している土砂災害・水害ハザードマップ(くらしの防災ガイド)は、市役所 や各区役所・支所で入手できます。入手したら、しまっておくだけでなく、家族で自宅の 場所や被害想定、避難所などを確認しましょう。

これらのマップについては WEB(神戸市情報マップ)でもご確認いただけます。 (また、神戸市情報マップでは、高潮や津波に関するハザードマップについても公表しております。)
古い隣家からの被害が心配

隣の家がかなり老朽化しており、瓦がずれたり外壁が一部剥がれ落ちたりしています。台風や地震で瓦などが落ちてきて自宅や家族に被害がでないか心配です。

隣家の所有者と補修してくれるよう話し合いが必要です。どうしても補修してくれない場合は、「妨害予防請求」をもとに調停や裁判で、補修を請求することもできますが、それには費用や時間、相当な労力がかかります。
自宅敷地内に防護フェンスを設置したり、地震や台風の被害をカバーする火災保険に加入するなど、自衛に努めることも大事です。
自然災害を補償する保険はありますか

火災保険には入っていますが、地震による火事や、家屋の倒壊、浸水などの自然災害による被害は補償されないと聞きました。自然災害による損害を補償する保険はありますか。

自然災害のみを補償する保険はありませんが、火災保険の特約として水災や風災の補償をつけたり、地震保険への加入ができます。
地震は一時に限られた範囲に被害が出ることから、補償を確実なものにするために、各保険会社は政府に再保険をかけます。
保険料は建物の構造や建っている地域によって変わります。火災保険に加入する際は、地震保険にも合わせて加入されることをお勧めします。

詳しくは下記のホームページをご覧ください。
また、兵庫県が実施する兵庫県住宅再建共済制度(フェニックス共済)は、阪神・淡路大震災の経験を踏まえた住宅所有者間の助け合いの仕組みで、自然災害により被害を受けた住宅の再建・補修を支援しています
太陽光発電は非常時にも使えますか

太陽光発電システムがあれば、非常時でも電気が使用できると思って大丈夫でしょうか。

大規模災害などで停電した際に太陽光発電で得た電力を使用するには、自立運転 ができるシステムと非常用コンセントが必要です。発電機の性能や機能はメーカーによって違うので、設置時には必ず確認しましょう。また、太陽光発電だけでは、夜間はもちろん悪天候時などには電力が不足しますので、蓄電池を併せて設置するとよいでしょう。設置後も自立運転への切り替え方や非常用コンセントの場所、発電量の確認方法などはいつでもわかるようにしておきましょう。
家具の転倒防止グッズは何が一番効果的ですか

地震に備えて家具の転倒防止グッズを買おうと考えています。いろいろなグッズがあるようですが、何が一番効果的でしょうか。

転倒防止策は、建物の構造や家具の作りによって違うので、何が一番かはケース バイケースです。よく、一番効果的といわれるL字金具での固定も、固定する壁や家具の材質に十分な強度がなければ意味がありません。家具と天井の間に突っ張り棒を設置する方法でも同じことがいえます。DIYで行うなら、一つの方法だけではなく、二つ以上の方法を組み合わせることで大きく効果が上がります。購入前に壁や天井の状態、家具の構造などを十分に確認して、適材適所で備えることが大切です。