災害に備える
室内の備え
浸水への備え
地球温暖化による異常気象のせいか、近年台風が大型化したり、ゲリラ豪雨、線状降水帯などによる水災が増えています。国内の各所で「これまでに経験のない雨量」が浸水被害を起こしています。また、都心部では河川の氾濫とは違う「内水氾濫」による浸水も起こっています。これは、通常であれば排水溝を通じて下水に流れたり、地面にしみ込んだりする雨が、短時間に多量に降ることで処理がおいつかなくなり、浸水被害をもたらすものです。
お住まいのエリアが浸水するかどうか、また、浸水がどの程度の深さになるかは、ハザードマップである程度知ることができます。予想される被害に応じて、対策を考えてみましょう。
浸水の深さが50㎝程度で敷地がかさ上げされていない場合、床下浸水の恐れがあります。浸水を防ぐには、床下通気口を土のうなどでふさぐのが一番です。本格的な土のうを備えるのは大変ですが、最近では水を吸うと膨らむタイプの土のうであれば、備蓄しておいてもかさばりません。そのほか、大きめのポリ袋に水を入れたり、プランターをブルーシートで包んだものも、土のうの代用品になります。
浸水深さが1m程度と予想されるエリアでは床上浸水の可能性があり、土のうなどで浸水を防ぐのは難しくなります。普段から、貴重品や災害備蓄品は2階以上に片付ける、寝室は2階以上にするなどの備えをしておけば、万一避難が遅れた場合でも、一時的には自宅で持ちこたえることができるでしょう。
ハザードマップについて詳しくは下記のホームページをご覧ください。
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